2月(如月)休みのご案内。「おまかせ」

今日の名古屋は昨日の雨が上がり晴れ間が出ています。

 

先日の新聞の記事で「「おまかせ」が過ぎるとの」の記事が載っていました。

「回っていない方」にはあまり明るくないですが、白木のカウンターでいただくような

高級なすし店でよく採用されているのが「おまかせ」という注文の仕方です。

おまかせですから、どんな寿司が、どんな順番で出てくるのかは寿司職人の胸一つ。

寿司だけでなく和洋中どの料理にもある「コース」も同じ。

いちいち何を、どんな順番で注文するか自分で決めなくてよい。それが客をして

「コース」を選ばせる理由の一つではないでしょうか。

考えてみると、外食に限らず、私たちの暮らしのいろんな場面で「おまかせ」に浸って

います。極端なことを言えば自動ドアだってそうですが、デジタル時代の当節はなおさら。リポートなどの作成で頼りにする人が増えているらしい生成AI(人口知能)こそ

「おまかせ」の極致でしょう。

政治的無関心」とは、日本や世界の命運を誰かに「おまかせ」にすることでしょう。

確かに、政治的な出来事をフォローし、考えを深めるのは面倒といえば面倒です。

でも、恐れるのは、その面倒を省き「おまかせ」に慣れきってしまううちに、自分で考え、じぶんで決めるという回路が錆びついてしまわないか、という点です。

電話番号の記憶をスマホに「おまかせ」にするうち、私たちの記憶は錆びついてしまう

のです。災害時公衆電話をみつけ、いざ家族や友人の電話番号を覚えていないことに

はたと気づく、・・・というのは、いかにも現代人におこりそうなことでしょう。

 

以上新聞の記事の抜粋ですがyamasanの行動はどうかと思うと、最近は日帰りバスツアーや宿泊付きのバスツアーに「おまかせ」しているなーと思います。

例えば有名な観光地10か所めぐりのツアーであれば一か所でも行きたい場所があれば

まあ―いいかと、申し込んだりしています。

ここで思うのは「効率」、自分で計画して自家用車等で行くとしたらどうなんだと、比較してしまいます。効率的に回りたいと思うことが優先しています。

 

年齢を重ね、時間にゆとりが出来れば「おまかせに」頼らずキャンピングカーをレンタルして温泉巡りをしたいと思いますが。

 

今日から2月、能登震災から一カ月、時間だけ過ぎていきます。

効率を優先するかゆとりを優先するか考えましょう。